人として信用できるか

結局、何かから逃げちゃう人はそれから逃げても何かでリカバリーできると思ってるんですよね。
でも、やっぱりそれは難しい。
転職したり、海外に自分探しに行ったり、そこでも飛び抜けることが出来ない人っていうのは逃げている、目を背けている自分の事実と向き合わないからだと思います。

僕も自分の現実から向き合わなかった時期があります。その結果、会社は倒産危機を迎えたことがあります。
あと3ヶ月で倒産するという経験をしました。
お客様も増え、社員も増えて、オフィスも移転、一見順風満帆かと思いきや売上は横這い。固定費だけが上がり、食い潰されていく利益。
最初は全く原因が分かりませんでしたが、自分が向き合ってないからだと気付かされる出来事や人の出会いが重なり、自分が全ての原因であり責任でありと受け止め、じゃあどうすればいいのかと向き合った時に神様は存在するんじゃないかと思うくらいの沢山の人に助けをいただき、倒産危機を乗り越え、そんなこと嘘だったんじゃないかと思える成長を実感したことがあります。

嘘をついている人は見ていればわかるし、話してる途中に自らで墓穴を掘ります。
話の辻褄が合わない場面、人は違和感を感じた話を結構覚えているものです。
それと、また違う嘘や話がつながる時があります。

どれだけ能力があっても、仕事というのは上手くいかない場面が必ずあります。
順調な時に良い関係というのは当たり前です。順調な時にお客様と良い関係なんですよと言ってくる人がいますが、そりゃそうだろと思います。
本当のお客様との付き合いが始まるのは、悪い時だと思っています。

悪い時というのは、何をしても成果をお返しできなかったり、こちらの不手際やシステム障害でトラブルが生じた時などです。
悪い時なんてないほうがいいと思っています。

ですが、インターネット広告という事業上起きる可能性は高いでしょう。
その時に、良い時と変わらずお客様に誠実にかつ迅速に対応できるか。
お客様は、こういう時に人を一番見ています、僕も社外、社内問わずそういうところを見ています。

つい最近、うちのパワフルな社員で自分と向き合いが弱く、ですが仕事に対するコミット力が高い社員が自己開示をしていました。
きっと勇気がいることだったと思いますし、纏まった話しかしないという印象だった彼女が取りまとめもなく、自分の仕事のこと、その時の感情などを開示している姿は、いつも纏めて話してくるよりも伝わってくるものがあったし、器が大きくなったなぁと実感することが出来ました。

そういう姿をみると、信頼できるし何か僕も彼女にできることはないかとサポートをしてあげたくなります。

人として信用出来ない人は、何かあった時に助けようとは思えません。
ドライですが、自業自得だよとしか思いません。

新卒は、ボーナスタイムです。
よく分からない中でも頑張ってる、挨拶をしっかりしている。
定量的な部分で成果を返せない分、定性的な部分で信用を築いていくしかありません。
人間という感情をもった生き物です。結果をどれだけ出しても、その人となりが信用出来なければ、粗探しをされるし、人間として信頼できる人にしか仕事は集まってこないと思います。

信用は築いて損はありません。
自戒の念込めて。

変わらずフルアウトしていきます。

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