もう12月中旬ですね。
いやぁ、早いです。
ついこの間、12月始まったと思ったのに気づけばすぐ時間が過ぎていきますね。
さてさて、明日は経営合宿です。
今回の経営合宿は新しいメンバーで行うのと同時に
過去、現在、未来の話をします。
そこで、色々と過去を振り返っていて創業当初のことが書きたくなったので
ちょっとだけ書こうと思います。
創業当初、銀行口座一つ開けるのに一苦労でした。
ネットバンクは簡単に開けられます。
なので、楽天銀行の口座を開くのは案外簡単です。
変なことしなければ開けます。
ですが、メガバンクの口座を開くのは本当に大変でした。
創業仕立ての頃、当然ですがお金なんてありません。
互いで出し合った300万も創業準備に充てて
あっという間にあと半年で売上が黒字にならなかったら潰れるという寸前状態でした。
どうしたもんかなぁーと、資金繰りが楽になりたい一心で
人づてに聞いた国の創業融資を受けようとなったんです。
そこで、色々進めていくと創業融資の振り込み先に指定があったんですよね。
その中にネットバンクは存在せず。大手銀行から、地銀も上位のところばかり。
「これを機会に開けばいいか」と気軽に口座を開きに
会社から一番近いメガバンクで口座を開きたいですと相談に行ったんですが
「では、一度審査するので銀行からの連絡をお待ちください」と言われ
数日後に、何の書類も提出していないのに「見送りです」という電話が。。。
当時は、法人口座を開設することが難しいなんて知らなかったので
電話がかかってきたとき、理由を聞くのが恥ずかしくて「わかりました」としか最初は言えませんでした。
井坂に言うのも恥ずかしかったですし、俺なにかしたのかなと思ったくらいでした。
今思えばなんでもないことですが、この時はショックでしたね。
その後にもメガバンクをもう一つ行ったのですが、そこも見送り、その時にさすがに理由を聞いたんですが
教えてもらえず、それならと地銀に信用金庫にと行ったにも関わらず
なんとどこも開かせてくれず。
審査の結果を伝えるので、窓口まで来てくれという金融機関もあったので
「おっこれは、いけるかも」と行ったら、結局見送り。
その時にいわれた一言、忘れられないですよ。
「ほら、今ネット系の得体のしれない会社って犯罪って多いじゃない。
あんたみたいな若い人が会社作ってると、一番怪しいじゃない」と。
と何も悪びれる感じもなく、ヘラヘラと銀行の担当しているおっちゃんに言われたときは、悔しかったですねぇ。
起業って甘くねぇなぁと。創業融資以前に口座開設でこんなに苦しむかと。
信用が無いって、マジでつらいなぁと。
ドベンチャー育ちでしたが、会社に守られていたんだなとありがたみも同時に感じましたね。
その時丁度、大手メガバンクが詐欺集団に口座に使われてるというのがいくつか発生してて
それで審査が厳しくなってたタイミングだったんですよね。
中には同情して、そうやって説明してくれる担当者の方もいました。
結果的に開けないので、傷は癒えませんでしたが笑
でも、わかんないもんですね。もうメガバンクは行くだけ無駄だと思って
一行だけ行ってないこところがあったんです。
ネットで調べたら一番厳しいみたいなことも書いてあったので
行かなかっただけなんですが、ダメ元でお願いしてみるかと行ったところ
最初は対応は他のところと変わらず、「なんで、うちで口座開きたいの？」と
これまたおっちゃんがタメ語で僕に質問してきて、聞いてる聞いてないかわからない対応で
「ほかに口座は？」と聞かれて「楽天銀行はあります」って言ったら、「そんなん口座持ってると言わないよ」
となぞにディスられながら、「いやぁ、御行の口座開けると嬉しいんですけどねぇ」と苦笑しながら
返しても、ムスッとされたり、、まぁ赫赫云々やり取りして「今、口座開設厳しいから、あんまり期待しないでね。また連絡するよ」と言われ終了。
これは難しいだろなと思っていたら、そこだけ唯一開いてくれることに！！
一番適当なやり取りしてくるおっちゃんでしたが、いやぁ本当にわからないものですね。
まぁ、思うことがあるものの開設できたという事実に恩を感じましたよ。
開設手続きの際に、窓口対応をしていただいた女性に「オリンピックに出ていた金田和也さんですか？」
と聞かれ、「それ同姓同名、同じ年の別人です。（※僕の名前で検索すると一番初めに出てきます）」と答えたら、
「お若いの会社経営すごいですね、もう一人の金田さんみたいに
有名になるといいですねぇ」と言われたのは、なんか頑張ろうと思った良い思い出。
今でも、この金融機関には大変お世話になっていて本当にこの後も救ってもらった恩があったりする。
なので、その金融機関に恩返ししようとほとんどのことをお願いしていたりする。
色々と長くなってしまった。
明日の経営合宿もフルアウトしてきます！
