第7期を無事に終えました。

無事に今期を終えることができました。

コロナの影響でリモート中で、今期を終えたという実感はあまりありませんが
無事に明日より、来期を迎えられそうです。

ブログを書き始めたとき、まさかこんな一年になるなんて思いもしませんでした。

今期は一皮向ける経験を沢山することができました。
会社のこと
事業のこと
組織のこと
メンバーのこと
自分のこと

まさに”カオス”な経験を沢山させてもらいました。
そのおかげで、起きてること、それを打破することを深く真剣に考える機会をもらえたと思うし
そういう経験のおかげで、新たな可能性とそれを形にすることができた一年だったと思います。

振り返れば、喜びよりも悲しみの方が多かったです。
交通事故に合いながら、社外に奮闘したこと。
同じタイミングで、元気だった祖母が亡くなったこと。

まだまだ沢山ありますが、自分に災いが畳かけるように襲ってきました。

自分の想いがなかなか現場に伝わらないことに、どこにぶつけていいのかわからない怒り。
のび太くん並みに寝るのが早かった僕が、寝付けなくなりました。
寝てるのか起きてるのかわからない中、朝を迎えることも少なく無くなりました。
眠りが浅いからか何度も夢を見ました。
大量離職するメンバーの夢、親友に切り捨てられる夢、辛い過去にタイムスリップする夢。
ドラマのように「やめてくれ」と自分で声に出して汗がびっしょりの中で目が覚める日もありました。
会社を作って8年、何度もピンチを味わいましたがこんな状態になったのは初めてでした。
自分の責任とはわかっていながらも、何をやってもうまく行かない日々は本当に応えることばかりでした。

明けない夜はない、止まない雨はないという言葉があります。
でも、それはいつ僕に訪れるんだろうと毎日目を覚ませば思うようになっていました。
今日は眠れるかな?眠れない日々、夜がくるのが嫌になることもありました。

何をしても不発なのです。考えられること、できることを試すものの
思ったようにいきません。

何かを告げることも怖くなります。
今、新卒でマネージャーをやっている彼は組織づくりが好きでした。
今の混乱をどうやって乗り越えてくれるかをいつも考えてくれていました。
現状の問題を彼に話すと「頼っていただいてうれしいです。何とか乗り越えていきましょう」と
一緒に奮闘してくれていました。
しかし、組織づくりはなかなかうまくいかず、彼も僕と同じように悔しい想いを現場でいくつもしていました。
それを聞くと、僕がこんなことをお願いしたからだという気持ちでいっぱいになりました。
組織は、組織づくりなんて言ってる場合じゃなくなっていきました。
彼に組織づくりから離れて現場で一緒に頑張ってほしいということを告げなくてはいけないところまで来ました。
その時に、もしかしたら彼も辞めるというかもしれないと思わなったかというと嘘になります。
彼のやりたいことを奪ってしまう、だけど今はもっと優先することがあるんだと
彼にそれを話しました。
彼から返ってきたのは「組織づくりは現場で仕事しながらでもできます。形が変わっただけなので頑張ります」

彼が現場に戻ったとき、会社の幹部層が丁度やめたときでした。
幹部がいなくなることでの混乱を恐れていましたが、そんな気配もなく奮闘する彼の姿に助けられました。

混乱は10月頃から落ち着きはじめました。
どうしてこんなことが起きたのか、自分なりに分析をし
組織の再建をすることにしました。

明確化するべきところに着手しながら、採用も進めました。
採用するメンバーには現状を生々しい話をしました。
「これからもチャレンジする限り、こんなことが沢山あるんだ。それを今に話をしながら一緒に乗り越えるんだ!」
と伝えました。

求職者と一緒に働くことになるであろう社員もつれて、飲みにも行きました。
相手によっては、互いにべろんべろんになりながら、終電ギリギリまで飲み語り
入るという前から、一緒に頑張るぞと求職者と盛り上がった日もありました。
その彼女も他社からの高オファーを断ってまで、入社を決めてくれました。

良いなと思っても、少しでも不安が残れば
入社をすると決めてくれているメンバーにも改めて僕から話をしたり
インターンをしてもらったり、その場で決めるのではなく
翌日の朝起きても気持ちが変わらなかったら、うちに入社してということまでやりました。

それくらいの覚悟をもってきてもらわないと、立ちなおそうとしている組織を一緒に作れないと考えたからです。
おかげで、そういう面談をして入ってきてくれたメンバーは一人も辞退せず入ってきてくれました。
今でも毎日、奮闘してくれています。

まだまだやることもありますが、4月から10月ほどの混乱は無くなり落ち着きを取り戻しました。
混乱の中から生まれた新しいサービスもあります。
それは早速、評価いただき選んでいただけるお客様が増えてきており
4月よりスタートを控えているので、今から楽しみです。

また、新規事業がようやく一つ芽が出るんではないかというところまで来ています。
何とか今年こそ形にしたいという手前まで来ているような気がしています。

10月、この人たちとこの瞬間出会うために今までの苦労があったんじゃないかと思うくらいに
素晴らしい人たちの出会いに恵まれました。
きっと、それまでの辛い試練がなければ形に出来なかったり、一緒に仕事をしようという形に
出来なかったと思います。
なかなか一緒に並べるくらいの力をつけていかないといけないという部分がありますが
ようやく、夜がやっと明けるのかなというところまで来ました。

何度かあきらめそうになりました。
もう楽になりたいと思うことも少なくありませんでした。

ですが、災難も試練と捉え、この負荷を乗り越えれば心の筋肉がマッチョになると信じてやってきてよかったです。
おかげで動じることも減りましたし、コントロールできることも増えたと思います。

振り返りはここまで。今と未来を、前を向いて来年一年やっていきます。
ブログを読んでいただいた方々、ありがとうございました。
お取引先様、メンバー、そして就職を考えている求職者の方々。

みなさんが「ブログを読んでくれている」というのが励みになりました。
元々、文字を書くのが得意ではありませんし、誤字脱字や乱文も多くあったと思います。

そんな中、読んでいただいたことに感謝しています。
当初、ブログを始めたときはまさかこんな激動な日々が待っていると思っていませんでした。
間違いなく、一番大変だったのもそうですが、それ以上に毎日が濃かったです。
ブログを書くという作業も、一日一日を間違いなく噛みしめるきっかけになっていました。
一生忘れられない一年になると思います。

そして、この混乱を一緒に乗り越えてくれたメンバーのみんな。
本当にありがとう。
こんな中で入ってきてくれたメンバーもそうですがそれ以前の、この大変な時期を知っているメンバーにも
心から感謝しています。
今年は、こんな中でも主賓挨拶を二回もさせてもらったこと感謝しています。
色々と人生を考える30歳をうちで迎えてくれたメンバーにも励まされました。
そして、新卒も混乱を知らないわけがないと思います。なのに、辞退せず数ある会社からうちを選んでくれて
本当にありがとう!
そして、カオスで忙しい中で僕のお誕生日を毎年のようにお祝いしてくれたことも感謝!感謝です!

この一年のおかげで生まれた新たなビジョンがあります。
それは、「世の中に適正価値を提供する」ことです。
混乱の中、どうしていけばいいんだと事業的側面で奮闘しているときにUSJを復興させた
森岡さんの本に出会いました。
マーケティングというカタカナのカッコいい言葉からはわからない、泥臭さや苦悩に心打たれました。
USJのハリーポッターのドキュメンタリーになぜか涙が止まらなず見ていました。
僕もこんな仕事がしたい。真剣に仕事をするとは何なのか。それを見せつけられた気がしました。
それが、今取り組んでる広告の形に実は繋がっています。
最初は今よりも悪戦苦闘が続いていましたが、一緒にやっているメンバーの取り組みあって
形になり、お客様に取り組み事態をご評価いただけるまでになりました。

その本を読んでから、世の中には適正価値で届けられていないものが沢山あることに気づきました。
今回のコロナによるサービス業の倒産もそうです。安くでおいしいものは、消費者にとって素晴らしいものである反面、提供者は消費者からの喜びと同時に対等な対価を得ているのか疑問になりました。
対等な対価とは、しっかりと払うものを払いながらいつ何が起きてもいいように内部留保がある状態です。
デジタルマーケのベンチャー企業が何を言ってるんだと言われるくらいのレベルかもしれません。
まだ、メンバーに返せていないものも沢山あります。
まずは、目の前のメンバーからそう思っています。
しかし、何年かかろうがデジタルマーケティングの会社から、少なくとも一つでも世の中に適正価値の物を作り
消費者も提供者側もいずれもが、心も経済も両方が豊かにある社会の実現に貢献したいと思います。
僕を必死にさせてくれる一年でした。
まさに、”フルアウト”させられた一年といってもいいかもしれません。
この一年を忘れません。この一年を教訓にさらに素晴らしい来期を作りあげていきます。

これからは、ブログは時々書こうと思います。

来期も変わらずフルアウトしていきます。

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