2019年は失敗ばかりのフルアウト。2020年こそは「Made In FullouT」

フルアウトの井坂でございます。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

1年は早いものでもう2020年ですね。昨年、元号はいつの間にか平成から令和に変わりました。
しっかり1年を振り返りと今後についてをブログに残しておきたいと思います。

2019年のスローガンは「Made In FullouT」でした。
「Made In FullouT」は、自分たちの手で、代表的な中核事業を一から作り出すぞという決意を込めたスローガンです。

2019年の結果はというと、

正直、不甲斐ない1年でした。

不甲斐ない1年

メイン事業に加えて3つの事業を立ち上げましたが、全然うまくいきませんでした。
全然は言い過ぎかもですが、少しは芽が出てきてはいます。
が、それでも当初の目標には全然届いていません。
4つの事業のうち1つはどうしようもない失敗により撤退しました。
そして、本業のネイティブアド事業についてもひずみが生じてしまい、業績は低下してしまいました。
一部社員にノウハウが属人化し、全体的に成果を出せる仕組みになっていなかったことが問題でした。
そして一部社員に業務負荷がかかりすぎていました。
環境整備が間に合わず、今までフルアウトに貢献してくれていたメンバーが何人か去っていきました。
ビジネスと組織作りの両輪がうまく噛み合っていかない、空回りしてる、そんな感覚でした。
成長しない理由を「人」のせいにすることが多かったですが、「仕組み」に目を向けるべきだったとも思います。
個人的な話ですが、今年の年末のタイミングで祖父が亡くなりました。ショックなことだらけでした。
2018年には急成長を実現しましたが、2019年は本当に不甲斐ない結果になりました。

台湾美容メディア

私自身は2018年に立ち上げた台湾の美容メディアに集中していました。
2018年9月から台湾美容メディア1本に集中し、メディアを伸ばし切ろうと奮闘しました。
台湾での美容・メディアの市場に目をつけ、もっと台湾の女性がリアルな美容情報を楽しく収集できる場を作ろうといろんな構想を巡らせていました。台湾人女性と日本人との文化の違いにめちゃくちゃ苦戦しました。
それでも1つのビジョン・目標に向かってメンバー全員で良いコンテンツを作ろうとこだわりを持ってやっていました。私自身もコンテンツ作りに協力するため、女性の気持ちを理解するために、自分でメイクをしたり、いろんなスキンケア用品を買って使ってみたり、中国語を勉強して台湾のメディアを読み漁ったり、@コスメストアとかに通っていろんな商品の情報収集をしたりしていました。PV数は右肩上がりに伸び、私も台湾に行って営業活動をして、メディアの広告メニューを微力ですが販売をしていました。
とはいえ、まだまだ満足な結果を残せておらず日々苦しみながら、でも希望を捨てずに仕事をしていました。
2019年の6月くらいに、既存の中核事業にひずみが生じにっちもさっちもいかなくなり、台湾美容メディアを兼務しながら、既存事業を兼務することになりました。このタイミングで中核メンバーが辞めるということが起こりました。1人は実家の米屋を継ぐということで、ネガティブな理由もありそうだなと思いつつも気持ちよく送り出しました。
2019年7月から自分自身でも案件を運用しつつ、事業部を兼務しながら仕事をするようになり、台湾美容メディアの方をマネジメントする余裕がなくなってしまいました。その結果、数ヶ月経って、台湾美容メディアの事業部にもひずみが生じ成長が鈍化するだけでなく、マネジメントがうまくいかなくなっていました。そこで最近、台湾美容メディアで一番古株の台湾人女性にマネジメントを全面的に任せることになりました。自分がもっとしっかりしていればよかったのですが限界でした。今はその台湾人女性も責任感を持ち、四苦八苦しながら成長の再促進のために奮闘しています。
肝心の既存のネイティブアド事業はどうなったかというと、人員を再配置してリソースを1点に集中し、仕組みづくりを進めることで、一時的には業績が回復しました。

TRYの精神

FullouTの最後の「T」は「Try」のT
創業期、会社の名前をつけるときにTryし続ける会社にしたいという思いを込めて最後のTを大文字にしました。
最初、ネイティブアド事業部に舞い戻った時には、Tryの精神が不足していると感じました。気持ちが落ち込み保守的になり、新しいことに挑戦していく雰囲気ではありませんでした。
まずはチームにTryの精神を根付かせようと思いました。
自分がマネジメントしているチームのメンバーには「今日もTryしたか!?TryTryTry!」と言い続けました。
Tryしまくろう。」「Tryしてるか?」「Try!」口すっぱく言ってきました。メンバーはうんざりするほど聞いたと思います。
メンバーがTryするためには、まず自分自身がTryし続けなければならない。自分が背中を見せてやってみせるのが私のマネジメントスタイルです。自分がTryし続けているから、メンバーには自信を持ってTryしようぜと言えます。
「フルアウト」という言葉は妥協なく全力でやりきるという意味を込めています。Tryし続けて妥協なく全力でやりきることが大切です。結果的に、1人1人が以前よりもTryするようになってきたと感じます。

ストックデールの逆説

一時的に業績は回復したものの、今までの仕込みが足りず成長が鈍化してしまいました。
メンバーの数は10人を超えマネジメントできる人数の限界にも来ていました。そこでまた組織再編です。ネイティブアド事業を2つのチームに分け、もう1つのチームは代表である金田に見てもらうことになりました。
自分の不甲斐なさがもろに出てしまった1年で猛烈に反省しています。
悔しい思いを何度も何度もしました。1年間ずっと歯がゆい気持ちで、常にイライラしていました。イライラした時にはランニングをしたり、筋トレをして発散していました。
苦しい時、耐え忍んでいる時には「ビジョナリーカンパニー2」に出てくる「ストックデールの逆説」をよく思い出します。

※「ストックデールの逆説」とは
一方では決して目をそらすことなく、厳しい現実を現実として受け入れながら、他方では最後には必ず勝利するとの確信を持ち続け、厳しい現実はあっても、偉大な会社になって圧倒的な力を持つようになる目標を追求すること。

「ストックデールの逆説」はジム・ストックデール将軍にちなんだ言葉です。ストックデール将軍の絶望的な状況の中でも生き延びたストーリーを思い出します。ここまで、色々と書いてきましたが、「現実を現実として受け入れる」ということをするためにも、失敗体験を赤裸々に残しておくのは大事かなと思ってブログを書いています。

2019年はダメなことばかりだったのかというとそんなことはありません。
将来の中核となる新しいリーダーが何人か誕生しました。
まだまだなところがありますがこれから鍛えがいがあります。
新リーダーを含め7人とは12月に経営合宿をしました。千葉県のど田舎に行って、古民家を貸し切ってチームビルディング・事業方針の磨きこみをしました。夜には寒い中BBQをしていろんなことを語り合って結束を深めました。今までは金田と2人で経営合宿をすることはあっても、これだけの人数で経営合宿をしたのは初めてで新鮮でした。

他にも、私が中心となって新規事業を仕込み始めました。
「おいおい既存事業も手が回ってないのに新規事業かよ?」と思うかもしれませんが、ネイティブアド事業とはとてつもないシナジーが見込める事業で、市場成長性も高く飛躍の可能性しかないと思っています。
つまり、当時はネイティブアド事業と台湾美容メディア事業、新規事業の3つを兼務していたことになります。(自分の能力を過信していました…さすがに回らなくなりました。)
今では、台湾美容メディアは引き継いだので回らなくなるというということはなくなっています。
新規事業がどんな事業なのかはまだ言えませんがそのうち公表します。

最後に

社会に貢献し成長し続ける偉大な会社を作りたい。その思いはずっと変わっていません。
そのためのスタートラインにすら立てていないとそんな感覚があり悔しい気持ちです。
不甲斐ない1年でしたが、常に勝つための方法は模索してきました。そして、今は今年の成長を確信しています。

余談ですが
・クリスマスイブの日に、自動販売機でドリンクを買ったら、2本目を無料でもらえる当たりが出ました。工事現場のおっちゃんに「すごいっすね!なかなかいないっすよ!」と話しかけられて自分の運の強さを感じました。2本目のドリンクは女性社員にプレゼントしました。

・12月末に祖父の納骨に行ってきました。遺影写真の祖父は優しく微笑んでいて、「優介!頑張れよ!」と言ってくれているように感じました。

年末から運が良くなり始め、いろんな人の思いが自分の背中を強く押してくれてるように感じます。
2020年はフルアウト始まって以来一番の変革期になる予感です。
以下2点に集中しつつ仕組みづくりを進めていきます。
・本業の再成長
・新規事業を中核事業にする

フルアウト関係者全員を幸せにできるように粉骨砕身して仕事に向き合っていきます。
あらためまして、今年もフルアウトをよろしくお願いいたします!

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