考えさせられたこと

当社は、3月からリモートを推奨し先週から完全リモートになりました。
決算を終えての対応もあるので、週一くらいは混雑時を避けての出社の予定があるのですが、書類周りがクラウドに進んだり、通勤がなくなることで浮く経費があったり、会社の整備に時間を使えるようになりました。

僕は、リーマンショックを学生時代に働いている会社で経験したことがあります。
人材会社でしたので、不況となれば広告費、人件費は真っ先に削減されるんだというのを肌で感じました。
アポも取りづらく「人材会社とは新規契約を結ばない」とほとんどの会社に言われました。
同時に進めていた就活も、どの会社も強気でした。今では考えられない「嫌なら辞めてもらって結構。変わりはいくらでもいるから」と選考のグループワークで人事に言われることもありました。
今思えば、この時代を乗り越える強さがあるか試されていたのかもしれません。
結構、鍛えられましたw
就職氷河期ということで、国が支援しないといけない就活生が40万人もいたほどです。

しかし、そのような経験から不況の怖さをなんとなく知っていた僕は何かあったときのために金融機関との信用構築を会社設立当初から心掛けていました。
借りる必要性がないときから、借りました。
借りて返すということが信用に繋がると聞いていたので、貸していただける金融機関様から借りれるだけ借りました。

勿論、借りるだけではダメですので、借りた分だけ出さないといけない成果の売上と利益も大事にしてきました。
返していること、借りてるお金に見合った成果であること。
それが、安心安全の会社を作ることだと思っていたからです。

とはいえ、なので安定して会社が成長してきたというと決してそうではありません。
離職が続いたこともあります。
経営危機もも2度経験しています。

でも、それも含めて会社の財産だと思っています。苦しみが教えてくれることは沢山あるからです。
その苦しみが無ければなかったサービスが当社にも沢山あります。
ですので、経営資源に必要なのは、人、物、カネ、情報、そして感情だと思っています。

感情とは、嬉しいことも悲しいことも、幸せなことも、辛いことも、様々な感情経験をしていることです。
これが多ければ多いほど、人は豊かになると思うし、そういう経験がある人ほど沢山の人を巻き込んで仕事が出来る人、そして人生を豊かに出来る人になると思っています。

ただ、忘れてはいけないのは当然ですが謙虚な姿勢。現状の環境に左右されずらい業界で仕事を出来ていること、そしてその中でそういった不況に左右されないお客様がいることも、日々のメンバーの頑張りの積み重ねであり、会社として得てきた信用の結晶、そして運とタイミングのたまたまの巡り合わせであるということ。

ですから、フルアウトは生かされている存在であることを忘れず、だからといって日々の積み重ねを怠らず、そして今フルアウトを選んでいただいているお客様に少しでも多く成果という形でお返しすることに勤めて今を乗り越えていき、今の状況からまた経済が上向いた暁には、メンバーとその時に存在するフルアウトに対する喜びを分かち合い、お客様には選んでいただけたこと、成果をお返しできることに相互に感謝を伝え合い、「世の中に適性価値を届ける」べく、より一層奮闘していきたいと思っています。

週明け早々から、熱くなりすぎましたが変わらずフルアウトしていきます。

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