会社を作ったときの最初のクリスマス

もう、年末手前ですね。いやぁ、早いですね。
今週でフルアウトも仕事収めです。

フルアウトを創業した時の一年目、今もお世話になっている
お取引様の間借りで2ヶ月目を迎えていました。

そういえば、クリスマスもありませんでした。
てか、クリスマスも「クリスマスなんて関係ねぇ!!」と言って仕事していました。
お取引先様のアポ終わりに「今日は、なんか予定あるんですか?」と言われ
「クリスマスプレゼントという名の受注お待ちしています!!」なんてかましていた。
当時は、コンビニで売れ残ったチキンすら買えなくて、オフィスに戻って井坂に「50%割引のローストチキンすら
買えなかったんですけどー」と言ってたら、間借り先の社長が「メリクリなんで」とそのローストチキンと
ショートケーキをセットでくれたのはいい思い出。
「あまりに、かわいそうなんで」と言われて、ありがとうございますとローストチキンとショートケーキを
一緒に食べるという贅沢なのか、アホな子供なのかわからない食べ方をしたのはいい思い出。
結果、胃がもたれた。

兎に角、時間がなかった。
25日は月末前。当然だが、経理も管理部も今みたいにない。
僕がやっていたのだ。井坂は、会社を設立一か月目に「えっ、月末って請求書いるの?」みたいなノリだった。
どうやら、とても恵まれた会社で働いていたらしい。
この時は、前職での経験がほんとに生きた。
前職は起業するなら経理できねーとと、社長が教えてくれた。
手取り足取りではない、怒鳴りちらされながら。
完全に経理の女性のミスも僕のミスとされ
僕が作ったものを経理の女性が作って、それを僕がチェックして出すという流れでやっていた。
経理女子の請求書作成まで奪ってやりたかった。

まぁ、その経験が活きた。月末に請求業務がありそれを僕が対応できるようになっていたのだから。
営業の時間が欲しくて、夜遅くまでやっている渋谷の郵便局に
請求書を出したくて月末は渋谷にアポ調整をして、アポ終わりに出しに行っていた。
当時から、データ送信やら郵送も自動化などというサービスもあったが
手数料が高くてとてもじゃないけど使えなかった。
いつも窓口に出していた。
自分で印刷して、なけなしのお金でつくった住所印刷封筒に糊付けして入れる。
その封筒が増えるたびに嬉しかった。
お客様先にもっていく資料が、請求書封筒でパンパンで入らなかったこともあった。

クリスマスの夜を楽しむ取引先が多いからか、19時以降は連絡がつかなくなったクライアントも多く
僕と井坂は黙々と自分だけの仕事をした。
家もなかったので、二人で会社泊まり。大塚という地は、クリスマスムードなんで微塵もなくて
いつも通り真っ暗だった。

30歳までに上手くいかなかったら、解散しようと決めていたので
26歳なり立ての二人は「4年はこれ繰り返すかもだから頑張らないとな」と固い床の上、寝袋の中で言っていた。

こうやって振り返ると32歳でも、会社を経営してクリスマスを迎えられるのは嬉しい。
明日のイヴは会食ですが。

今年のクリスマスも変わらず、フルアウトしていきます!!

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